2019年のゴールデンウィークにリッツカールトン京都のスイートルームに宿泊して来ました。その際、リッツカールトン京都のレストラン「水暉(みずき)」を利用しました。リッツカールトン京都の「水暉」は、会席・鮨・天麩羅・鉄板焼の4つの料理で構成された日本料理レストランで、その中でも『天麩羅』は「2年連続(2018年/2019年)「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取」で1つ星を獲得しています。今回は、「天麩羅 水暉」でランチコースを食べてきましたのでレポートします。
目次
天麩羅 水暉(リッツカールトン京都)へのアクセス~
リッツカールトン京都の住所と電話番号は以下のとおりです。
リッツカールトン京都は、二条通の鴨川沿いのあります^^
電車でアクセスする場合
- 京都市営地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車、徒歩約3分
- 京阪本線「三条駅」下車、徒歩約6分
駐車場の利用
- 10,000円以上の利用で2時間まで無料
- 駐車料金は1時間1,200円
天麩羅 水暉はリッツカールトン京都の地下1階
リッツカールトン京都の駐車場ロータリーからエントランスに向かいます。
写真左が駐車場からエントラストへの通路。右がエントランス前です。一泊一室10万円以上する5つ星ホテルですので、少し敷居が高く入るのにドキドキします。
エントランスからリッツカールトン京都に入るとホテル内に立派な松(写真左)があります。この松がとても印象的です。そして、『天麩羅 水暉』は、地階にあるので階段(写真右)で地階におります。
すると『水暉』の看板があります。
『水暉』内全体の写真は撮ってないので、オフィシャルサイトの写真を。
ご覧のように地階と言っても、大きな窓があり風情のある風景が楽しめます。「水暉」は、会席・鮨・天麩羅・鉄板焼の4つ料理で構成されているのでが、『天麩羅 水暉』は、上の写真で言うと反対側の一番奥にあります。
下の画像が「水暉」のフロアマップです。画像右側が『天麩羅 水暉』です。
こちら(下写真)が『天麩羅 水暉』のエリアでカウンター席8席のみとなります。
『天麩羅 水暉』は8席しかないので、利用される際は必ず事前に予約をして下さいね。
私は、利用日の一ヶ月半前に予約をしたのですが、ディナータイムは既に満席でした。運よくランチタイムは空いていたのでランチタイムで利用させて頂きました。
天麩羅 水暉のランチコース~茜~
オーダーしたのは、最もリーズナブルなコース「茜」です。料金は10,000円(サービス料+消費税別)。
他にも、『青柳 12,000円』『中澄 16,000円』『呂花 21,000円』が準備されています。
※料金は変動する場合がありますのでオフィシャルサイトでご確認ください。
まずは生ビールをオーダー。
天麩羅の薬味のは、レモン汁、出汁醤油、おろし大根、塩(4種類)があります。
4種類の塩は、左から、抹茶の塩、黒七味の塩、南大東島の塩、沖縄の塩となっています。私は、『南大東島の塩』が好みでした。『黒七味の塩』も変わっていて美味しかったです。
天麩羅 水暉 ランチコース『茜』 ~本日の先付~
ランチコース1品目。本日の先付は『水菜のおひたし(たけのこ、ほたるいか、ミョウガ)』でした。京都らしく薄味でありながら深みがあり、素材を活かした1品でした。見た目や色合いも素晴らしい^^
天麩羅 水暉 ランチコース『茜』 ~天麩羅十品~
ここからがメインの天麩羅です。十品というのは素材の数で、天麩羅は十二品出てきました。
まずは、本日の素材を盛り付けて見せて頂けました。天麩羅を頂く前にこのように素材を見せてもらえるのは初めての体験でした。
高級な天麩羅店ではこれが普通なのでしょうか?
盛り付けもとても綺麗で、これから提供される天麩羅がさらに楽しみになりました。
『天麩羅 水暉』の油は、『紅花油の一番搾り』を使用しているとのこと。私の高級な天麩羅店のイメージは、『ごま油を使用している』でしたが、料理長(藤元氏)にその点について確認したところ、ごま油を使用するのは『関東風』だということです。私は京都出身ですが現在は東京在住で東京生活の方が長いので、ごま油のイメージが強かったです。
ごま油の天麩羅も香ばしい香りがとても良いのですが、紅花油の方が素材の味をそのまま味わうことができるので良いですね!!
一品目 ~車海老の頭~
まず初めは、『車海老の頭』の天麩羅。
見た目が芸術品のようです。海老がまだ生きているかのうような海老の脚が素晴らしいですね。
食感はパリパリで油感が全くありません。味はとても香ばしくいきなり感動しました。
二品目 ~車海老~
二品目は『車海老』の天麩羅。やはり見た目が素晴らしいですね。車海老の反り具合や尻尾部分の開き具合や色。芸術品を見ているようです。衣はサクサクで車海老の火の通りも絶妙です。
三品目 ~鹿児島県のそら豆~
三品目は『鹿児島県のそら豆』の天麩羅。そら豆ってあまり食べることがありませんが、美味しかった。そら豆の味と香りが口の中にいっぱいに広がりました。
四品目 ~鱚(キス)~
四品目は『鱚(キス)』の天麩羅。鱚も車海老と同様で反り具合がとても良いですね。鱚の身がとてもジューシーで最高に美味しかった。とにかく、衣と素材の食感の差が絶妙なんです。
五品目 ~京都美山のタラの芽~
五品目は『京都美山のタラの芽』の天麩羅。タラの芽のシャキシャキ感が最高。油の温度や揚げている時間のほんのわずかな違いで素材が持つ水分量や衣のサクサク感が変わるので、やっぱプロって凄いなぁ〜と思いました。
天麩羅 水暉 ランチコース『茜』 ~サラダ~
ここで『お口直しの新玉ねぎのサラダ(梅ソース)』が提供されました。この時点で口の中に油っぽさは全くないのですが、天麩羅を食べる合間にサッパリしたサラダを口に入れると口の中がリセットされて、素材ひとつひとつをじっくり味わえます。サラダは一気に食べるのではなく、ゆっくり食べた方が良いですね。
六品目 ~甘鯛のしそ巻きとウロコのせんべい~
六品目は『甘鯛のしそ巻きとウロコのせんべい』の天麩羅です。まずは写真を見てください。火の入り具合が絶妙であることが、この写真でおわかり頂けると思います。鯛の身がジューシーで輝いています。衣はサクサクでしその葉はパリパリで、鯛の身はジューシー。このバランスはほんと凄いと思いました。
そして、ウロコのせんべい。これも見た目が芸術品です。ウロコが立ってますからね。食感も水分を飛ばしてパリパリ、サクサクで、噛んだ瞬間『パリパリパリ』と物凄く良い音が響き渡りました。
七品目 ~京のたけのこ~
七品目は『京のたけのこ』の天麩羅。京都の名産品のたけのこは、黄金のお皿に盛られて登場です。たけのこはみずみずしく、シャキシャキ食感の後にたけのこの香りが口いっぱいに広がりました。
八品目 ~ホタテ貝柱~
八品目は『ホタテ貝柱』の天麩羅。この写真が一番火の入り具合が伝わりますね。絶妙でしょ!!ほんと美味しい!!!
九品目 ~しいたけ~
九品目は『しいたけ』の天麩羅。こちらは提供される際に、『しっかり目に水分を飛ばして表面を香ばしく揚げています』と説明がありました。説明の通り、しいたけの表面はパリッとしており、内部はとてもジューシーでした。ここで改めて『プロは凄いなぁ〜』と実感しました。
十品目 ~明石の伝助穴子~
十品目は『明石の伝助穴子』の天麩羅。穴子の身がフワフワでとても柔らかい食感でした。美味しい^ ^
下の写真ですが、実は写真を撮る前に一切れ食べてしまいました汗; ほんとうはもう一切れあります^ ^ 提供された瞬間に思わずパクリと行ってしまいました笑
十一品目 ~長野県のグリーンアスパラガス~
十一品目は『長野県のグリーンアスパラガス』です。このアスパラガスは、私がこれまで食べたアスパラガスで一番美味しかったかも。凄く太くて大きいアスパラガスなのですが、筋とか芯とか一切なく、『サクッ』と食べられます。そしてとてもみずみずしくてむっちゃ美味しかったです。もちろん、天麩羅の揚げ具合も最高です。
天麩羅十二品目 ~車海老のしそ巻き~
十二品目(最後)は、『車海老のしそ巻き』の天麩羅です。これまた芸術品のようです。車海老の尾の部分が輝いてますからね。赤と緑と黄色のバランスも素晴らしい。味はもちろん最高です。海老が好物の私にとっては、最後にこれが提供されるのは、とても嬉しい^_^
天麩羅 水暉 ランチコース『茜』 ~天茶漬けと香の物~
各種天麩羅の提供のあとは、ご飯ものを以下の2品から選ぶことが出来ます。
- 天茶漬け(鰹の一番出汁)・香の物
- かき揚げ丼・味噌汁・香の物
私は、『天茶漬け(鰹の一番出汁)・香の物』をチョイスしました。
あらかじめお椀に盛られたご飯に、揚げたてのかき揚げを乗せ、すぐに鰹の一番出汁が注がれました。
すると、揚げたてのかき揚げから「ジュワァジュワァジュワァ~」と香ばしい音が鳴り響きました。コース料理も終盤というのに、この音を聞くだけでテンション上があがりました。味ですか?美味しいに決まってるやん!!あぁ~お腹一杯です!
天麩羅 水暉 ランチコース『茜』 ~ピエール・エルメのデザート~
最後は、和食を頂いた後ですが、和菓子ではなく『ピエール・エルメのデザート』です。
贅沢ですねぇ~。お腹一杯でしたが、デザートが別腹は男性も女性も同じです。
ごちそうさまぁ~^^
天麩羅 水暉 ランチコース『茜』 ~まとめ~
「天麩羅 水暉」に入店してからお店を出るまで約1時間30分。芸術品のような美味しい天麩羅を時間を掛けてゆっくり頂くことができました。こんな美味しい天麩羅を食べたのははじめてなので、幸せいっぱいの時間を過ごすことができました。さすがミシュラン1星に選ばれたお店です。
天麩羅を食しながら料理長と話していると、名刺を頂きました。
リッツカールトン京都には、また宿泊したいと思いますので、今度はディナータイムに利用したいと思います。
お会計は、ランチコース10,000円とビール1,800円で合計11,800円。これにサービス料18%と消費税8%が加わり14,656円でした。
このお代以上の価値ある天麩羅を頂けたと思います。ごちそうさまでした。