ピンクピルボックスは、オアフ島西海岸沿いにある「Pu'u O Hulu(プウオフル山)」の山頂にあります。ワイキキからは車で約50分ほど、アウラニディズニーなどがあるコオリナリゾートからは約20分弱です。
またピンクピルボックスへのトレッキング所要時間は約40分です。登山道はほとんど舗装されていなくゴツゴツとした岩道をトレッキングするため、ダイヤモンドヘッドと比べると難易度は高いです。
脚腰に自信がない人や体力に自信のない人にはあまりオススメできませんが、マイペースでゆっくり時間をかければクリアできるレベルです。
ピンクピルボックスからの景色はオアフ島西海岸の絶景を見渡すことができ最高です。
空と海のブルーとピルボックスのピンクのコントラストはインスタ映えすること間違いなし。是非チャンレジしてください。
目次
ピンクピルボックスの場所はオアフ島西部のナナクリ地区とマイリ地区近辺
ピンクピルボックスはオアフ島の西部海岸沿いのナナクリ地区(Nanakuli)とマイリ地区(Maili)の堺にあります。オアフ島西部の主要道路である「Farrington Hwy(ファーリントンハイウェイ)」を北上し、ナナクリ地区を超えてマイリ地区に入る手前の「Kaukama Rd(カウカマロード)」の交差点を右折。約450m進めば登山口前に到着します。
Google map上の「westside pillboxes(ウェストサイドピルボックス)」が、登山道の入口です。
オアフ島西部の治安
オアフ島西部は、ワイキキがある東部エリアと違い治安は悪いと言われています。特にコオリナリゾートを超えた西側は地元住民が多く、観光スポットを除くと街中で日本人をほとんど見かける事はありませんので、心理的な不安も出てきます。
ただ、実際に現地に行った感想は「治安が悪くて危険」という印象はありませでした。
日中の明るい時間帯であれば貴重品の管理さえしていれば問題ありません。
車上荒らしには要注意
レンタカーを利用する場合、車中に貴重品を残すことのないようにして下さい。また、貴重品がなくてもバック類が車中の見える場所に置いてあると狙われる危険があります。これは、オアフ島西部に限った話ではありません。ワイキキでも同じです。日本と同じ感覚でいると痛い目に合うので注意してください。
ピンクピルボックスはプウオフル山の山頂
ピンクピルボックスは、「Pu'u O Hulu(プウオフル山)」の山頂にあります。標高は約200m~250m(正確な標高が不明)なのでダイヤモンドヘッドより少し低い高さです。しかし、登山道が舗装されていないのでトレッキングの難易度はダイヤモンドヘッドより高いです。
プウオフル山の山頂には3つのピルボックスのがある
ピンクピルボックスばかりが目立っていますが、プウオフル山の山頂には、3つのピルボックスがあります。
プウオフル山に登ると、まず最初にあるのが薄いイエローのピルボックス。そして次がピンクピルボックスです。最も標高の高い位置にある3つ目のピルボックスはピンクピルボックスの先にあります。
ピンクピルボックスへの行き方(ツアー・レンタカー・バス)
ピンクピルボックスへの行き方は、有料ツアーを利用するかレンタカーまたはバスを利用することになります。
ツアー
ピンクピルボックスは、ここ数年で「インスタ映え」することで人気スポットになりつつあるため、ネットで検索をすれば国内の大手旅行会社が企画している観光ツアーも見つかります。また、現地在住の日本人(個人)が企画している観光案内などもありますので、検索してみてください。料金は1人100米ドル前後が相場のようです。
レンタカー
おすすめはレンタカーです。複数人で行く場合はツアーよりレンタカーが割安ですし、自由度も増します。
ピンクピルボックスへの道順もカーナビやGoogle map(アプリ)があれば迷うことはありません。
ワイキキからは約52キロ。渋滞がなければ車で50分程度です。ハイウェイの「H1」を目印にひたすら西に進むだけなのでほとんど迷うことはありません。途中で「H3(カイルア方面)」や「H2(ノース方面)」への分岐があるのでそのポイントだけ注意すれば問題ないでしょう。
カーナビに目的地をセットする場合は、「westside pillboxes(ウェストサイドピルボックス)」を指定してください。ピルボックスの登山道入口付近が目的地となります。白い車の後ろ側から左上に伸びているのが登山道の入口です。
ピンクピルボックス付近には駐車場ないが路上駐車OK
ピンクピルボックス近辺に駐車場はありませんが、道路(Kaukama Rd)の両サイドに駐車スペースがあり路上駐車OKです。
ご覧のように白線の内側に駐車可能です。駐車している車のほとんどはピンクピルボックス登山者の車です。
※車上荒らしには注意してください。
バス
バスの利用は、筆者は利用していないので詳しくは記載できませんが、ワイキキからの所要時間が片道80分ほど掛かるようです。ただし、料金はワンデイパスを利用すれば5.5米ドルと格安です。メリットは安い料金、デメリットは往復160分のバス移動時間なので、これをどう考えるかですね・・・。
ピンクピルボックスの登山ルートを写真で解説
ピンクピルボックスまでのトレッキングルートを写真を使って紹介します。
ピンクピルボックスの登山道入口
上の写真が登山道の入口です。一見、舗装されているようにも見えますが気のせいです汗;
ピルボックスへのトレイルルート
(上写真)
登り始めてすぐの岩場の急斜面です。岩には砂が付いていたりで滑りやすく難所の1つです。足場をしっかり確認しながら慎重に進みましょう。
(上写真)
なだらかな登りです。このくらいの登山道であれば比較的楽なのですが、日差しは強いので体力は奪われます。
(上写真)
登りはじめてから5分程度でしょうか。早くもオアフ島西海岸とマイリの街の絶景が見えます。
(上写真)
ここもかなりの難関箇所です。
かなりの急斜面をゴロゴロした岩場の道を上り続けます。写真に写っている女性はかなりしんどそうでした。
写真の斜面一番上に、1つ目のイエローピルボックスが見えています。
(上写真)
木の根がクモの巣ように岩場に張り付いているポイントが2ヵ所あります(写真は1ヶ所目)
子供が楽しそうに遊んでいました。子供は元気だ^^
また、ここは数少ない日陰で休憩ができるポイントですので、体力に不安がある人はここで体力を回復しましょう!
(上写真)
後ろを振り返って撮った写真です。登山道のほとんどがこのような岩場です。
青い海が疲れを癒してくれます^^
(上写真)
道があるのか、ないのか、わからないような急斜面の道を登ります。ここは2/3ほど登ったポイントです。あと少し!!
(上写真)
上を見上げるとようやくピンクピルボックスが顔を出しました。ここから見るとまだまだ遠い・・・
(上写真)
山頂付近の傾斜は比較的なだらかですが、砂地で滑りやすいので注意してください。
(上写真)
ようやく1つ目のピルボックスが見えました。ここまで来ればほぼ山頂です。
(上写真)
1つ目のイエローピンクピルボックスに到着です。イエローピルボックスを見上げている真後ろの景色が下の写真です。
(上写真)
オアフ島の西海岸が見渡せて絶景です。道路を走る車の大きさで高さも伝わるのではないでしょうか?
(上写真)
イエローピンクピルボックスから見た目的のピンクピルボックスです。イエローピルボックスからピンクピルボックスまでは100m弱です。
(上写真)
ピンクピルボックスに到着。疲れたぁ~・・でも絶景が全ての疲れを奪い取ってくれました。
(上写真)
ピンクピルボックスから最後ピルボックス(山頂)までは、約100mです。
実はここから先は、危険な登山道を歩く必要があります(下写真)
写真では伝わりにくいかもしれませんが、最後のピルボックスに向かって右側は、脚を滑らせたら命の保証がないレベルの断崖絶壁です。足場はデコボコの岩場で幅は1mもありません。
最後のピルボックスへは非常に危険な場所を歩く必要があるのでくれぐれも無理はしないようにして下さい。
※10人ほどの日本人ツアー客がいましたが、危険なためか最後のピルボックスへは行っていませんでした。
(上写真)
私は危険個所を四つ這いで通過して笑、最後のピルボックスまで行きました。ゴール!!
ピンクピルボックスまでの所要時間
ピンクピルボックスまでの所要時間は約30分でした。途中で1分程度の休憩を3度をしましたがそれ以外は一気に登った感じです。
※イエローピルボックスで写真を撮ったりしている時間はストップウォッチを止めています。
最後のピルボックスまでは、プラス3~5分程度です。
3つのピルボックスからの絶景写真集
「Pu'u O Hulu(プウオフル)」山頂の3つのピルボックスからの絶景写真集
イエローピルボックスからの絶景
ピンクピルボックスからの絶景
プウオフル(Pu'u O Hulu)山頂のピルボックスからの絶景
ピンクピルボックスに登る際の注意事項
体験にもとづきピンクピルボックスに登るための注意事項をまとめました。
必需品
-
- 水(最低でも500㎖。可能であれば1ℓ)
- 帽子(日差しが強く登山途中はほとんど日影がありません)
- 携帯電話(電波は問題なく入ります)
- サングラス(日差しが眩しいのであると便利です)
- 日焼け止め(日焼けが気になる人は必須です)
- リュック(足場が悪いので両手をあけおくことが理想です。リュックまたは斜め掛けできるバックがあると良い)
おすすめの服装
服装は、発汗性のあるスポーツウェアで登るのがベストです。半分以上の人がスポーツウェアを着ていました。
私は事前準備不足で普通に半ズボンとTシャツで登ったので後悔しています。
おすすめの時間帯
ピンクピルボックスへのトレッキングは、午前中にチャレンジするのがベストです。トレッキング中はほとんど日陰がなく、強い日差しを浴びながら足場の悪い登山道を登ることになります。
私は午前10時前に登り始めましたが、この時間でもかなりの日差しでした。
下山したのは午前11時過ぎでしたが、この時間からスタートする人はほとんどいませんでした。
ピンクピルボックスの周辺スポット
せっかくオアフ島西側に来たのですから、真っすぐ帰るのはもったいないので周辺スポットに立ち寄りましょう!
- マーメイドケーブ
- ナナクリ・ビーチパーク
- アウラニディズニーリゾート
マーメイドケーブ
せっかくオアフ島西側に来たら、マーメイドケーブ(Mermaid Cave))にも立ち寄りましょう!
マーメイドケーブの場所は、ピンクピルボックスから約6キロ。車で10分弱の場所にあります。ワイキキ方面には帰り道になるのでレンタカー利用の場合は観光ルートとして計画することをおすすめします。
ここはナナクリビーチパーク横の岩場で、岩場のしたの海水が入り込んでいます。岩場にはところどころ穴が開いており、この穴から岩場の下に降りることができます。ただ、高さが2mほどあるので降りるのは簡単でも地上の登るのが大変です。男性であれば問題ないと思いますが、女性が自力で上がるのは難しいかもしれません。
私は下には下りなかったので写真はありません・・・ネットで「マーメイドケーブ 写真」で検索して確認してください。
地元の子供たちは、この穴に向かって飛び込んで楽しんでました。
ナナクリ・ビーチパーク
マーメイドケーブ横にあるナナクリ・ビーチパーク。
日本人はほぼいませんが、週末になると地元の人で賑わうビーチです。シャワーもあるので、ピンクピルボックスのあとにここで少し海水浴をして汗を流すのも良いと思います。
海水の透明度が素晴らしいビーチです。
波は高めで、急に深くなるので注意してください。
アウラニディズニーリゾート
コオリナ地区にあるアウラニディズニーリゾートも訪問してみましょう!
筆者はアウラニディズニーリゾートのメンバーですので、ここからピンクピルボックスに向かいました。
リゾート内のプールは宿泊者しか利用できませんが、プール内を散策することは可能。ビーチは宿泊者以外でも利用可能です。
運が良ければミッキーやミニーなどのキャラクターに会えるかもしれませんよ。
※キャラクターと一緒に写真を撮れるのは宿泊者のみとなります。
駐車場とランチ(コオリナステーション)
アウラニディズニーリゾートにも駐車場はありますが有料になりますので、アウラニディズニーリゾートから歩いて5分にあるコオリナステーションの駐車場(無料)を利用しましょう。
※カーナビの目的地を「コオリナステーション(Ko Olina Center)」にセットしましょう!
ここには、エッグスンシングス、スターバックスコーヒー、アイランドヴィンテージコーヒー、ABC STOREなどがあるのでランチ休憩におすすめです。ワイキキエリアと違いコオリナリゾート内は騒がしくないので時間がゆっくり流れています。
ハワイ旅行関連記事
2019年に行ったハワイ旅行の記事です。ワイキキでシェラトンワイキキに2泊、そのあとアウラニディズニーリゾートに3泊しました。